時の流れが変わっても、児童虐待のニュースが流れる度に心が痛みますよね。
親からの虐待を逃れ、児童養護施設で暮らすことは安心安全が保障されるのではないかと思います。
しかし、そんな児童養護施設に対して、ネット上では「ひどい」「頭がおかしい」という声があることを知っていますか?
実は今、児童施設での生活が問題になっているようです。
児童養護施設がどうして問題視されているのか気になりますよね?
ここでは
・頭がおかしいの声やリアルな闇を調査!
これらについてお伝えします。
児童養護施設について
児童養護施設とは、1歳以上の幼児から18歳未満の保護者のいない児童や虐待されている子どもなど、社会的養護が必要な児童が暮らす施設。
全国に児童養護施設があり、現在でも多くの子どもが児童養護施設で育っています。
このような児童が児童養護施設に入所しています。
児童養護施設は家庭に代わる家として生活しながら、健やかに、家庭的で落ち着いた環境で生活できるようにすることが目的。
児童養護施設はひどいの?
ネット上では、児童養護施設に対して「ひどい」という声。
どうしてなのか気になりますよね?
他の児相職員は、児童養護施設について
まともなところもあるが、児相職員から見ても本当にひどいところもある。
まともなところの方が定員が埋まっていることは多く、入所は難しい。
ひどいところの方が入りやすい。
という話をしていました。— 🤔📞 (@oudhisCSnvnq9rU) June 2, 2022
SNSでも、児童養護施設がひどいと書き込みされていますね。
職員からの性被害や入所者から刺されるなど、残酷な事件はいくつかあるようです。
600件以上もの児童養護施設がある中で、全部が全部安心安全なわけではないようですね…。
「ひどい」「頭おかしい」といった声の理由が分かるのではないでしょうか。
また、児童養護施設では職員が子どもに対しての暴力やいじめだけではなく、職員もまた子供から暴力的な言葉を浴びているのも現実。
親から虐待を受けてきた子どもにとっては大人は信用できないと言った想いが強くなっているのでしょう。
ドラマでは児童養護施設は平和なイメージがあると思いますが、実際はドラマのようにはいかないのでしょうね…。
児童養護施設の課題
児童養護施設に行った子どもがみんな幸せになれるかというとそうではないのが現実。
児童養護施設の問題点として
・退所後の子どもの孤独感
・虐待で入所する子どもが増えている
これらが考えられます。
ここからはこれら3つの問題点についてお話しします。
子どもの進路について
児童養護施設には、児童福祉法に基づいて原則18歳、最長でも22歳で施設を退所し、自立をしなければいけません。
年齢だけ重ねても精神的に自立できていない人は少なくはないと思います。
施設からは自立を求められているので、何かあった時に連絡が取れる人はおらず一人で全部抱え込んでしまうんですね…。
特に虐待を受けて育った子どもは、生活を共にすることが出来ず、経済的な不安もあるため、大学に進学する人は少ないと言われています。
中にはいい里親に引き取られて、大学まで出してもらう人もいると思いますが、ほんの一握りなのかもしれませんね。
しかし、2022年2月から児童養護施設の方針が変わりました。
厚生労働省は、児童養護施設や里親の家庭で暮らす子どもに対し、
と、退所後も誰かに相談できる人がいることは本人にとっても安心しますよね。
退所後の子どもの孤独感
施設を退所した子どもの中には「捨てられたように感じた」「追い出されたように感じた」などと言った声がありました。
このように、退所後に頼れる大人がいないことも問題視されています。
年齢と共に退所しても、児童養護施設としてはアフターフォローは必要ではないでしょうか。
退所後に孤独感を持つ方は、安定した就労が難しくホームレスになったというケースもあるようです。
虐待で入所する子どもが増えている
児童養護施設で問題が起こるのは、虐待で入所する子どもが増えていることも原因のひとつだと言われています。
虐待を受けた子どもは、暴力で問題解決ができると認識しているようですね。
「親は子の鏡」という言葉がぴったりだと思います。
言葉や身体的暴力で相手を支配しようとすることを悪いことだとは思っていないんですね。
また、虐待で一番問題視されているのは、ネグレクトです。
育児放棄する親は年々増加している悲しい現実を感じますよね…。
虐待される子供を少なくすることも今後の国の問題につながるのではないでしょうか。
児童養護施設はひどいの?頭がおかしいの声やリアルな闇を調査!まとめ
今回は「児童養護施設はひどいの?頭がおかしいの声やリアルな闇を調査!」についてお伝えしました。
児童養護施設がひどいと言われている背景には、児童だけではなく、職員が児童からの暴力や暴言もあるようですね。
また、虐待を受けて育った子どもは年々増加傾向にあることも児童養護施設の問題になっています。
虐待を受けて育った子は、暴力や攻撃をすることで相手を支配するものだと認識するようになるんですね。
子どもたちが安全に暮らせる児童養護施設には、課題が多くあることが分かりました。
子どもたちの住居環境がより整い、安心して児童養護施設で暮らせる日々が来ることを願うとともに、自立しても一人でしっかり生活できるようになるといいですよね。