馬の毛色で珍しいのは?競走馬(サラブレッド)の毛色の割合を調査!

サラブレッド 毛色 割合 強さ 競馬

競走馬として知られるサラブレッド。

競馬を見てると、競走馬は少しずつ毛色が違うことに気づきますよね?

よく見かけるのは茶色の毛色ですが、たまに見かける白っぽい毛色の馬は、どの程度存在するのでしょうか。

この記事では、

・競走馬の毛色の割合
・毛色種類ごとのサラブレッド
・毛色はレースの強さに影響する?

について書いていこうと思います!

馬の毛色で珍しいのは?競走馬の毛色の割合!

サラブレッド 毛色 割合

サラブレッドの毛色は8種類存在し、それぞれの毛色の出現割合はこのようになっています!

毛色の種類 系統 出現割合
鹿毛(かげ) 鹿毛系 51.2%
黒鹿毛(くろかげ) 鹿毛系 14.2%
青鹿毛(あおかげ) 鹿毛系 2.6%
青毛(あおげ) 鹿毛系 0.4%
栗毛(くりげ) 栗毛系 23.8%
栃栗毛(とちくりげ) 栗毛系 0.7%
芦毛(あしげ) 芦毛系 7.1%
白毛(しろげ) 白毛系 0.01%

8種類の毛色の中で最も多く、出現割合の半分を占めるのが「鹿毛」です!

おそらく多くの方が思い浮かべる馬の色はこの色かと思います。

 

それぞれの毛色は大きく4つのグループに分けることができ、鹿毛系でいうと、鹿毛から青毛になるにつれ、だんだんと黒くなっていきます!

それから、栗毛は明るい茶褐色であり、栃栗毛は栗毛よりもやや黒みがかった色ですね。

また人気が高く、珍しい種類でもある芦毛は灰色の毛色であり、白毛は真っ白の毛色になります!

ちなみに、白毛のサラブレッドのみ地肌がピンク色で、それ以外の7種類のサラブレッドの地肌は黒っぽくなっています。

キョウ
キョウ

8種類の毛色と、活躍した競走馬は後で紹介するよ。

 

そうなると、「サラブレッドの毛色はどのように決まるの?」という疑問が湧いてきますが、そこには遺伝的な要因が大きく関わっているようです。

馬の毛色を決める遺伝法則

サラブレッドの毛色が決まるのには、遺伝的な要因があります。

 

メンデルの法則」なんて聞いたことがある人はいると思いますが、細かく説明すると複雑ですので、この2つだけ覚えておけばいいかなと思います!

・両親のどちらかが芦毛でなければ、芦毛の子は生まれない。
・両親がどちらも栗毛であれば、必ず栗毛の子が生まれる。

簡単に説明すると、親の馬が2個で一組の遺伝子をもっていて、子どもの馬は親の双方から1つずつ遺伝子を受け継ぐことで特徴が決まってきます!

 

この場合、どちらか一方の遺伝子に含まれた情報の形質が現れ、現れてくる方の情報を持った遺伝子型を優性であるといい、現れてこない方の遺伝子型を劣性であるといいます。

そして、毛色の遺伝子の優性順位はこのようになっています。

白毛 → 芦毛 → 鹿毛・黒鹿毛 → 青鹿毛 → 青毛 → 栗毛・栃栗毛

芦毛や白毛は強い優性遺伝ですので、親のどちらかが芦毛や白毛の遺伝子を持っていない限りは、芦毛や白毛の子は生まれてこないのです。

 

逆をいうと、両親がどちらも芦毛であっても、必ずしも芦毛の子が生まれるとは限らないということになりますね。

ただ白毛に関しては例外があり、白毛の遺伝子を持たない親馬からも、突然変異によって白毛の子が生まれることが、何万頭に1頭のレベルで起こりうる。

もちろん、そのようにして生まれた白毛のサラブレッドも、白毛の遺伝子を持っています!

 

また栗毛(栗毛、栃栗毛)に関しては、どの毛色に対しても劣性遺伝であるため、どちらの親も栗毛だった場合、栗毛しか生まれてこないことがわかります。

キョウ
キョウ

どんな毛色の組み合わせでも、栗毛が生まれる可能性があるってことか。

毛色の種類と活躍したサラブレッド!

ここからは、毛色の種類別に活躍したサラブレッドを紹介したいと思います!

鹿毛の競走馬:ディープインパクト

鹿毛の競走馬にはディープインパクトがいます。

ディープインパクトは無敗のクラシック三冠など、多くの記録を残した名馬ですよね!

その子どももまた多くの成績を残しており、今でも語られることの多いサラブレッドです。

>>ディープインパクトの子供の数や最強な最高傑作は?

 

鹿毛の競走馬には、他にもこのような名馬がいますね!

・メイショウサムソン
・ウォッカ
・アパパネ

黒鹿毛の競走馬:ナリタブライアン

黒鹿毛の競走馬にはナリタブライアンがいます。

ナリタブライアンは、中央競馬で5頭目のクラシック三冠馬であり、そのトレードマークから「シャドーロールの怪物」という愛称で親しまれた名馬です。

黒鹿毛の競走馬には、他にもこのような名馬がいますね!

・ヒシアマゾン
・エルコンドルパサー
・ブエナビスタ

青鹿毛の競走馬:キズナ

キズナ

青鹿毛の競走馬にはキズナがいます。

キズナという名前は、東北の震災の際に現地のホテルや競馬場でも様々な人から日本を思いやる温かい言葉をかけてもらったことに感銘を受け、「絆」という想いに由来しています。

青鹿毛の競走馬には、他にもこのような名馬がいますね!

・メジロラモーヌ
・マンハッタンカフェ
・サンデーサイレンス

青毛の競走馬:シーザリオ

シーザリオ

青毛の競走馬にはシーザリオがいます。

シーザリオという名前は、シェークスピアの作品「十二夜」でヒロインのヴァイオラが男装する際に用いた名前に由来しています。

青毛の競走馬には、他にもこのような名馬がいますね!

・ヴィルシーナ
・ヴィブロス
・ローブティサージュ

栗毛の競走馬:サイレンススズカ

サイレンススズカ

栗毛の競走馬にはサイレンススズカがいます。

サイレンススズカは中距離を短距離並のスピードで走れる名馬で、気性が荒いことでも知られています。

栗毛の競走馬には、他にもこのような名馬がいますね!

・マヤノトップガン
・グラスワンダー
・テイエムオペラオー

栃栗毛の競走馬:サッカーボーイ

サッカーボーイ

栃栗毛の競走馬にはサッカーボーイがいます。

サッカーボーイは、30年以上経った現在も破られていない、芝2000mで1.57.8秒という記録を持っています。

栃栗毛の競走馬には、他にもこのような名馬がいますね!

・サクラローレル
・マーベラスサンデー
・コイウタ

芦毛の競走馬:オグリキャップ

オグリキャップ

芦毛の競走馬にはオグリキャップがいます。

オグリキャップは、「芦毛の怪物」という愛称で親しまれた、第二次競馬ブームの立役者です。

芦毛の競走馬には、他にもこのような名馬がいますね!

・タマモクロス
・メジロマックイーン
・ビワハヤヒデ

白毛の競走馬:ブチコ

ブチコ

白毛の競走馬にはブチコがいます。

ブチコは、体に細かく鹿毛の駁(ぶち)が入っているのが特徴的な名馬。

父はキングカメハメハで、母がシラユキヒメ(白毛)

ちなみに母のシラユキヒメは突然変異で誕生した白毛のサラブレッドです。

白毛の競走馬には、他にもこのような名馬がいますね!

毛色はサラブレッドの強さに影響する?

そして気になるのが、「サラブレッドの毛色は強さに影響するのか」というところ。

結論からいうと、サラブレッドの毛色は強さに影響しないそうです!

馬の毛色はメラニン色素の含有量等で色の濃さが決まり、毛色遺伝子は競走能力に影響しないとされています。

ですので、レースで結果を残すかどうかは、どの毛色の馬なのかというよりは、どの種牡馬の血統なのかという部分の方が大きいでしょう!

サラブレッドの気性や能力は遺伝的影響が大きいとされていますので、現役時代に結果を残した馬の子であれば、それだけ結果を残す確率は高いと言えますよね!

 

サラブレッドの毛色の割合まとめ

サラブレッドの毛色の割合はいかがだったでしょうか。

僕たちが一般的に想像する馬の毛色は、鹿毛と呼ばれる種類でしたね!

また白毛のサラブレッドは、0.01%にも満たないほど珍しいことがわかりました。白馬の王子様は希少なんですね。

毛色の種類はサラブレッドの強さに影響しないようですが、活躍した馬がどの毛色なのかを調べるてみるのも面白そうです!

 

競馬
Good Mix

コメント

タイトルとURLをコピーしました