サラブレッドの平均寿命は?競走引退後は馬肉になるって本当?

サラブレッドの平均寿命 競馬

競馬界では耳にすることが多い「サラブレッド」ですが、競走馬の平均寿命はご存知ですか?

実はサラブレッドは一般的な馬よりも寿命が短い傾向にあるとされています!そこにはどのような原因があるのでしょうか。

そこで今回は、サラブレッドの

・平均寿命
・生まれてから引退するまで
・引退後の生活

について書いていこうと思います!この記事を読むことでサラブレッドの一生がわかり、競馬の見方が少しでも変わればといいなと思っております。

サラブレッドとは?

サラブレッドというのは一言でいうと、イギリスの原産種から競走用に品種改良された軽種馬です!普段あなたが目にする、競馬場などで走っている馬はこの品種になりますね。

この言葉は馬以外の動物に使われることもありますが「純血種」を意味します。文字通り、両親がサラブレッドでなければサラブレッドとは認められないそうで、サラブレッド1頭1頭に必ず血統書が存在し、厳格な血統登録が行われています!

語源は”徹底的な”という意味の「Thorough」(サラ)と”品種”という意味の「bred」(ブレッド)であり、人為的に徹底管理された血統になります!

ここから「名門の出」の比喩として使われることがありますね。

キョウ
キョウ

よく有名なスポーツ選手の息子がサラブレッドって言われたりするけど、本来はそういう意味なんだ!

サラブレッドの平均寿命は?

結論からお伝えすると、サラブレッドの平均寿命は25歳ほどと言われております!ただこれは普通に生きた場合です。

サラブレッドは、レース中のケガや病気などにより走れなくなり、安楽死させられる場合も少なくありませんし、引退後の殺処分がほとんどのため、これらは考慮していません。

年齢の数え方は諸説あるのですが、5歳以降に適用できる(人間の年齢=10+馬の年齢×2.5)の式に当てはめると、馬の25歳は人間の年齢に換算すると72.5歳。やはり置き換えてみても短命な感じはしますね!

ではどうしてサラブレッドは短命なのでしょうか?

サラブレッドの寿命はなぜ短い?

先述しましたが、サラブレッドは早く走れるように、競走用として人為的に品種改良された血統でしたね。

ですので、幼い頃から心肺機能を鍛えるために厳しいトレーニングを積み重ね、競馬場でのレースでは毎回ギリギリのところまで体を追い込みます!

このように心身に強い負荷をかけることが、寿命を短くしている原因と言えるでしょう。

キョウ
キョウ

人で考えても、とっくみの激しい力士は他のスポーツと比べて短命になるケースが多いから、馬と同じようなことが言えるね

長寿だったサラブレッド3選

比較的短命と言われるサラブレッドではありますが、もちろん中には長生きしたケースもあります!

ここでは有名なサラブレッドを3頭ご紹介します。

長寿だったサラブレッド①:シンザン

シンザンは1964年に史上2頭目となる牡馬クラシック三冠を達成した昭和のスターです!

現役中は19戦で15勝、2着を4回記録しており、生涯の2着以内率が100%という日本記録を樹立しています!普通に考えてバケモノ級にすごい。

シンザンは1961年~1996年の35年間を生き、2014年まではこの年齢が世界長寿記録でした。

長寿だったサラブレッド②:ハイセイコー

ハイセイコーは競馬ブームを巻き起した立役者です!

デビューは地方競馬ですが、中央競馬に移籍しても皐月賞などで優勝するなど、輝かしい成績を残しています。

ハイセイコーは1970年~2000年の30年間を生きました。

長寿だったサラブレッド③:メジロティターン

メジロティターンは1982年に天皇賞を、当時のレコードタイムで優勝するなど、現役中に重賞を3勝した名ステイヤーです!

現役引退後は種牡馬入りをしていて、代表産駒のメジロマックイーンもまた、ステイヤーとして有名ですね。

父のメジロアサマと子のメジロマックイーンと合わせて、父子3代で天皇賞優勝という不滅の記録を樹立している、最強の血筋です!

メジロティターンは1978年~2009年の31年間を生きました。

キョウ
キョウ

ちなみにサラブレッドの世界最高齢の記録は「シャルロット」という馬が持っていて、40歳2ヶ月20日で亡くなっているよ。

サラブレッドが生まれてから引退するまで

https://twitter.com/suomiaaki/status/1381032526945218561

次にサラブレッドが生まれてから、引退するまでを見ていこうと思います!平均寿命は25歳なのですが、実はレースで活躍する期間って非常に短いんです。

馬の年齢:1日(人間だと2歳)

馬は生まれてから2時間くらいたてば、自力で立ち上がることができるようになり、補助は必要ですが、母馬の乳を飲むようになります!

また1日たてば、ひとりで走り回れるようになりますね。この時期の成長はとても早いことがわかります!

その後牧場に放たれ、のびのびと走ることや仲間とのコミュニケーションを覚えていきます!

キョウ
キョウ

馬の年齢は生まれた時が0歳で、それ以降1月1日に一斉に歳をとるみたいだよ。

馬の年齢:1歳(人間だと6歳)

この頃になると、育成牧場という施設での騎乗訓練が始まります!

この時点ではすでに体重が300kgほどあると言われていますね。まだ正確にはポテンシャルを測れないものの、「この子には光るものがある」と何となくわかってくるのだとか。

早ければ、買い手がつき始めるそうです。

馬の年齢:2歳(人間だと13歳)

2歳になると所属する厩舎が決まり、レース用で走れるよう訓練を受けていきます。多くが2歳の秋ごろにデビュー戦を迎えると言われていますね!

この時点では体重は400kgほどあるようですが、まだまだ成長段階にあります。生まれて2年でここまでくるので、本当に早いですよね!

馬の年齢:3歳〜4歳(人間だと17歳〜20歳)

この頃には、競走馬としてのピークを迎えますね!3歳限定戦と言われるレースが多数存在し、日本ダービーなどもそれに該当したりします。

この時点では体重が500kgほどあるようで、体重の変化が落ち着いてきますね。

4歳以降は古馬と呼ばれるようになり、早ければ引退の話が出てくる段階です。女の子の馬もこの辺りから子供が産めるようになるようですよ。

精神的にもだいぶ大人になってくるようで、育てている実感があり楽しい時期です。

馬の年齢:5歳〜6歳(人間だと22.5歳〜25歳)

この頃になると、成熟した大人の馬として扱われ、骨格が完全に完成してきます!

事実として3歳〜5歳くらいが一番速く走れる時期であり、6歳になると多くの馬が競走馬としてのピークを迎えますね!

馬の年齢:8歳〜15歳(人間だと30歳〜47.5歳)

それこそこの時期になると、馬の能力のピークは過ぎているのですが、もちろんレースに出場して結果を残す馬もいます!逆にベテラン馬の勘が騎手を助けることがありますね。

長い馬だと15歳くらいまではレースで活躍することもあるとか。

キョウ
キョウ

人間で考えると中年男性が高校生に混じってる感じだね!

競走ではピークを迎えますが、馬術競技の世界ではここからスタートです。オリンピックの馬術競技に出る馬は、8歳以上という制限がありますので。

馬の年齢:15歳〜(人間だと47.5歳〜)

レースでの活躍の機会が終わると、牧場などでのんびり余生を過ごします!もちろん活躍した馬だと飼い主が見つかることもありますが、多くの馬がこうなるとは限りません。

今ではレースを終えた馬がどうにか穏やかに過ごせるよう、色々取り組みが見直されていますね。

サラブレッドは引退後どうなる?

サラブレッドは引退後、飼い主さんが見つかる場合もありますがそうでないことも多いです。では実施にどのような形で引退後の生活を送ることになるのでしょうか。

引退後の生活には、以下のようなものあります!

①種牡馬
②誘導馬
③乗用馬
④牧場で暮らす
⑤殺処分
それでは1つ1つ見ていきましょう!

サラブレッドの引退後①:種牡馬

現役中に特に活躍した競走馬は、引退したとしても寿命を迎えるまでのんびり過ごすということはできません。種牡馬(しゅぼば)として優秀な遺伝子を引き継ぐ子供たちを、たくさん残す必要がでてきます!

あなたもディープインパクトなどは聞いたことがあるのではないでしょうか?数多くの功績を残したディープインパクトは年間200頭前後の種付をしているそうですよ。

キョウ
キョウ

確かにレースを見てると、「父馬はディープインパクト」とか言っているのをよく聞きますね。

競走馬としての役目を終えた後も休む暇が無いとなると、これも寿命を縮めている原因になっていそうな気がします。

サラブレッドの引退後②:誘導馬

誘導馬とはパドックから、本馬場まで移動する競走馬たちを先導する仕事です!

主要レースでの功績の他に、見た目も重要視される傾向にあります。上のような少し灰色がかった毛色(芦毛)をしている馬が多いですね!

サラブレッドの引退後③:乗用馬

ホースパークなどで、乗馬用として活躍する馬もいます!その他にも馬術競技の馬として余生を過ごす馬もいますね。

ただ乗馬用になるには、今までとは全く異なる訓練を受ける必要があります。これまで速く走ることを強制されてきましたが、ゆっくり走ったり、ちゃんと止まったりすることを体に叩きこまれるのです。

キョウ
キョウ

誰でも新しいことを始める時は時間がかかるよね。

そしてこのような訓練にはもちろん費用もかかるわけで。支援していただける方の融資を募る必要がありますね!

サラブレッドの引退後④:牧場で暮らす

功労馬として民間や功労馬支援団体の牧場でのんびり余生を過ごすという道もあります!

主要レースでの勝ち馬にはJRAから毎月功労馬支援金が交付されるようです!ただここには厳しい条件があり、誰もがこうなれるわけではありません。

かなりの狭き門ということですね。

サラブレッドの引退後⑤:殺処分

先ほど紹介した4つの道に進める馬は、ほんのごく一部だそう。

国内では年間7000頭のサラブレッドが生まれていますが、飼育しているだけでお金がかかる関係で、どうしても飼えないことが多いんです。

適正がなく競走馬になれなかった馬レース中の怪我で走れなくなった馬と同様に、どこにも行くあてがない馬は、殺処分されると言われています。

またサラブレッド(軽種馬)が食用になるかと言われるとそうではなく、食用になるのは主に農用馬(重種馬)だそう。走りに特化したサラブレッドは筋肉が引き締まっているので、脂肪分が少なくヘルシーな肉質になるのでしょうね。そっちの方が好きな人もいそうですが。

キョウ
キョウ

僕の友人も一口馬主ってのをやったことがあって、その持ち馬が訓練中に怪我をした時は、見舞金だけが送られて来たって言ってたましたね。

サラブレッドの平均寿命まとめ

サラブレッドの平均寿命や引退後の生活について書きましたが、いかがだったでしょうか。

競走馬は一般的な馬と比べると日々ハードなトレーニングやレースを行っているため、やや寿命が短い傾向にあります。

またレースを頑張ったからといって、余生を楽しく過ごせるかというと必ずしもそうではない。血筋がいいけど幸せになれるとは限らないというのは、サラブレッドの一生なんですね。

人為的につくられては、戦えなくなったら処分されるというのは悲しい現実ですが、そういった命をいただいていることに感謝しましょう!

こういった背景を知ることで、競馬の見方も少し変わったきました。全ての馬が怪我なく、生涯をまっとうできるように願っております!

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