地域住民の親睦や防犯・防災の場として今まで機能してきた自治会。
しかし、現在町内会に入らない若者が増えた影響で解散する地域が増えてきたようですね。
また町内会は、今や時代遅れなのでしょうか?
そこで今回は、自治会がなくなるとどうなる?について調べました。
また時代遅れで町内会に入らない若者が多いのかも確認していきます。

最近の若者は町内会に入らないらしいが、入らなかったらどうなる?
自治会時代遅れで町内会に入らない若者が多い?
町内会とは、同じ町内に住む住人によって結成された自治会です。
主な町内会の役割としては、
・地域の季節ごとのイベント参加で交流
など、日本に古くからある文化ですよね。
昔は当たり前に町内会に入る人が多かったのですが、最近は若者を中心に町内会の加入率が下がっています。
町内会に入らない理由➀:近所付き合いがめんどくさい
町内会に加入をすると、回覧板回し・町内会の清掃・役員の当番などいろいろなことをこなさなければいけません。
近所付き合いが苦手な人や仕事で多忙を極めている人にとっては、正直面倒くさい組織だと思われていことがほとんどです。
また単身者の場合、特に家族ぐるみの付き合いが起きないので不必要に思う人がたくさんいるのだとか。
町内会に入らない理由②:会費を払いたくない
町内会はほとんど会費が発生、町内会の会費としては500円から1000円ほどですが中には高額の会費を納めなくてはいけない地域もあります。
「会費を払ってまで参加はしたくない」と思う人は結構いるようですね。
町内会に入らない理由➂:存在意義が意味不明
若者の中には町内会の存在意義を見出せず、また町内会の存在自体も知らない人もいるのだとか。
町内会の意義というのを知らなければ入りたいとも思わないですし、強制的に入らされるのも違う気がしますよね。

忙しくしている人にとっては煩わしいだろうね…。
自治会がなくなるとどうなる?デメリット5選
ここでは、自治会がなくなると起こる可能性があるデメリットを5つ厳選してお伝えします。
自治会がなくなるデメリット①:地域のイベントがなくなる
自治会中心に企画するイベント、例えば夏の盆踊り・冬のどんと焼きなどはなくなってしまいます。
近所付き合いに面倒や煩わしさを感じている人は、会合や打ち合わせなどのイベント準備がなくなることをラッキーと思うでしょう。
しかし、町内の顔や人柄を知ることのできるイベントがないと近所の人が歩いていても誰か分からず知らない人が増えるということにもなります。
自治会がなくなるデメリット②:防犯や防災の地域協力が得られない
自治会が主催で行っていた、地域の警察や消防を招いての防犯活動や防災訓練もなくなります。
「自助・共助・公助」という言葉がありますが、地震や台風などの災害時に近所の人の助けが得られないので命の危機が迫ったら困ることもあるでしょう。
自治会がなくなるデメリット③:防犯灯の管理・費用が個人負担になる
自治会がなくなると、地域の私道につけられた防犯灯の管理はそれぞれ近所の人の負担に変わります。
今までは一括で自治会や町内会で電気代を支払い・電球交換の依頼をしていたのですが、それも自己負担になり金銭的にデメリットが出てくるでしょう。
自治会がなくなるデメリット④:回覧板や掲示板がなくなる
自治会がなくなると、地域の事柄や催し物が書かれている掲示板もなくなります。
インターネットで検索できる時代になり不便を感じる人も少なくなったと思いますが、インターネットには掲載していないような情報も回って来る可能性は高いです。
自治会がなくなるデメリット⑤:ゴミ出しのマナーが悪くなる可能性
自治会がなくなるとゴミ集積所の管理が利用者ごとになり、ゴミ出しのマナーが悪い人が増えるかもしれません。
ゴミ集積所の掃除・見回り当番が清潔に管理している地域も多いので、もし管理する人がいなくなるとゴミのトラブルがご近所で増える可能性が高いです。

デメリットだらけね…。
自治会がなくなるとどうなる?時代遅れで町内会に入らない若者が多い?まとめ
今回は「自治会がなくなるとどうなる?時代遅れで町内会に入らない若者が多い?」について書いていきました。
自治会がなくなると、意外にデメリットが多いということが分かりました。
若者を中心に最近は町内会の加入率が低下傾向にあります。
しかし、町内会は入っておいた方が防犯や防災の心配は減るかと思います。
ただ「町ぐるみの付き合いなんて時代遅れ」「近所の人と付き合いが面倒」「会費を払いたくない」などと文句を言わずに、自治会のことを詳しく知った上で入るか入らないかを判断したいものですね。