年末の大注目番組の1つであるM1グランプリ。
若手芸人たちが凌ぎを削り合い、優勝を目指すお笑いトーナメンですが、いつまででも出場できるわけではありません。
知っている方も多いかと思いますが、M1には出場することのできる芸歴に制限が設けられているんです。
今回は、M1グランプリにラストイヤーがある理由とともに、2022年がラストチャンスとなる芸人を見ていきましょう!
M1ラストイヤーとは何年?
エムワングランプリ pic.twitter.com/Ee8YH66jCI
— わた (@gari_kinokogari) January 5, 2020
ラストイヤーとは、文字通りM1グランプリに出場することの出来る最後の年です。
M1で目立った成績を納めると、一気にメディア出演が増えるので、多くの芸人が1つの目標としているのがこのエムワングランプリ。
現在は芸歴15年という制限があり、若手が出場できるお笑いの祭典というわけですね。
15年と聞くと、一般企業ではかなりのベテラン社員ではありますが、芸人の世界ではまだまだ若手です!
しかし、昔は10年という芸歴制限でスタートしたらしいのです。
なぜM1グランプリにはラストイヤーがある?
では、なぜ芸歴10年から芸歴15年という制限に変わったのでしょうか?
元々M1グランプリというのは、島田紳助さんが「芸歴10年以内の若手たちにチャンスを与えたい」ということで作られて企画です。
そのため、初めから10年の節目でM1グランプリを辞めると決めていたみたいですね。
放送回を見てもわかるように、2010年で一度M1グランプリは終了しており、2014年まで開催されていません。
しかし、多くのM1グランプリ復活を望む声により、2015年から再スタートを切りました!
この時、ほぼ5年という月日が経っているため、その間に出場できなくなった芸人たちもいたのです。
そこで、ちょうどチャンスを逃した芸人たちにも平等にチャンスを与えたい、ということで芸歴が15年になっているというわけです!
M1ラストイヤー2022芸人7選!
今思えば予兆はあったんだけど気づいたらはらいちがだいすきになっていた この前のライブめちゃくちゃよかった エムワンをとてもたのしみにしている 決勝で見たいよ〜! pic.twitter.com/JApGbq155U
— ⛰ (@nanteiiyoru) November 7, 2021
ここからは、2022年のエムワングランプリがラストイヤーとなるコンビを紹介したいと思います!
いつもテレビで見ている芸人さんや、このコンビもそうなんだという驚きがありますよ(^^)
エムワンラストイヤー芸人①:見取り図
まずは、すでに3回決勝進出を果たしている見取り図。
序盤に出てきた単語をしっかりと回収する、中だるみしない正統派の漫才が特徴です。
M-1の審査員には、漫才の世界で頂点を極めた大御所が必ず加わります。
基本に忠実で、嫌味のない芸風の彼らは今年も上位に入るでしょう!
もちろんてっぺんを狙うには、作り込まれたネタの中に強いインパクトを出してほしいところです。
エムワンラストイヤー芸人②:金属バット
次に、一部で熱狂的なファンを持つダークホースといえるのが金属バット。
怪しい風貌が目を引くコンビです。
ゆるいテンポで際どい単語を連発し、強引にオチをつける様子がクセになるという人も多いはず。
女優の黒木華さんがファンだと公言したことで、存在を知った人もいるかもしれません。
知名度が高いとは言い切れませんが、ラストイヤーに旋風を巻き起こしてほしいところです。
エムワンラストイヤー芸人③:モンスターエンジン
コンビ結成以来、欠かさずM-1に参加しているモンスターエンジン。
伝説のコント番組「ピカルの定理」に出演者でもあり、経験の豊富さはピカイチです。
「神々の遊び」や「ゴッドハンド洋一」など記憶に残るネタも多数残していますよね。
最近は、ボケの西森の重病説が流れたことが、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか?
一時に比べてテレビでの露出が減ったように思いますが、今年もM-1にエントリーしています。
舞台で輝く姿を、彼らも長年の長年のファンも今、強く思い描いていることでしょう。
エムワンラストイヤー芸人④:阿佐ヶ谷姉妹
「とんねるずのみなさんのおかげでした」に登場し、由紀さおり・安田祥子姉妹のモノマネで一躍有名になった阿佐ヶ谷姉妹。
今や、テレビ・CMに欠かせない売れっ子になった彼女たちも2022年がM-1のラストイヤーです。
昨年6年ぶりにM-1に出場しましたが、納得いく結果ではなかったのでしょう!
今年もエントリーが確認されました。
普段はおっとりとした印象がある、2人の本気の表情が見られそうですね。
エムワンラストイヤー芸人⑤:かもめんたる
次に、漫才コンビとしてだけでなく、劇団を主宰しているかもめんたるを紹介します。
実力は折り紙付きで、2013年にはキングオブコントで優勝の経験があります。
その後の経験談が、とても興味深いのです。
仕事が増えた時、瞬発力を求められるひな壇芸人になれないことを実感して二人で劇団を旗揚げしたそうです。
人の心をえぐるような世界観は、多くの人を魅了すると思います。
M-1を鑑賞する前に、動画サイトで「言葉売り」というコントをぜひご覧ください。
エムワンラストイヤー芸人⑥:アイロンヘッド
歌ネタメインのイベントでは、かなりの確率で上位に入ってくるアイロンヘッドも今年がM-1ラストイヤー。
辻井の歌唱力、特に驚異的な肺活量はプロも真っ青というところでしょうか?
ただ、歌で押し切ることができないのがM-1の難しいところであり、面白さですよね。
歌を封印した漫才も、彼ら独特のリズム感があって気持ちいいものがあります。
上位進出のカギは、ネタのベース作っているナポリの腕次第でしょうか?
普段からボケ、ツッコミの役割を決めず、辻井の能力を生かすネタ作りをしている彼の底力に期待しましょう。
エムワンラストイヤー芸人⑦:吉田たち
双子の兄弟コンビ、吉田たちも2022年がラストイヤーです。
さすが双子の漫才師という感じで、息がピッタリあっています。
幼少期の何気ない出来事を嫌味なく漫才にしているところは、聞いてきて気持ちがいいですね。
兄のゆうへいは昨年末にパパになりました。
ラストイヤーというだけでなく、家族への思いを胸に舞台に上がることでしょう。
優勝して、息子に呼びかけるシーンをテレビで見てしまったら、私も泣いてしまう自信があります。
M1ラストイヤーとは?芸歴制限と2022年が最後の年の芸人7選!まとめ
今回はM1のラストイヤーと、芸歴制限が設けられた理由、そして2022年が最後の年の芸人を紹介してきました。
芸人が目標としているお笑いの祭典ですが、M1の出場権を持っているものの、出場していないコンビも意外と多いですよね。
この大会ををきっかけに売れる芸人もいますし、タイトルをとらずとも売れていく芸人さんはたくさんいます。
おそらく、芸歴15年を待たずに売れた芸人関しては、賞レースに力を入れなくてもいいという判断もあるのではないでしょうか?
そして、2022年のエムワンラストイヤー組の中で決勝に進み、優勝するコンビは現れるのでしょうか?
エムワン2022の結果が楽しみですね!
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