様々な食べ方で楽しまれているズワイガニ。
そのズワイガニは、本ズワイガニと紅ズワイガニに区別されていることをご存知ですか?
ああ、知ってるよという方もいらっしゃると思います。
しかし、紅ズワイガニは店に並ぶまでに品質が落ちたものだという印象を持たれていませんか?
本当にそれが紅ズワイガニが安い理由なのでしょうか?
今回は、ズワイガニ(本ズワイガニ)との違いや、どっちが美味しいのかを調査しました!

美味しいカニの種類ランキングでもトップに君臨するズワイガニだから、「紅」って付いてても美味しいでしょ!
ズワイガニってどんな味?
一般的なカニの食べ方と聞いてどんなイメージが浮かびますか?
きっと、生で殻をむいて脚に入った身を食べたり、生きたまま丸焼きにする印象が強いはずです。
ところが、ズワイガニではかにしゃぶや刺身といったじっくりと旨味を楽しむ食べ方ができます。
しっかりとした旨味と柔らかい食感は、豪快な食べ方が苦手な人にも支持されているんですよ。
さらに、甲羅に入っいるカニ味噌は、他の種類のカニでは味わえない旨味があり絶品です。
味噌にありがちな、舌に絡みつくような苦みもありません。
このように、ズワイガニは冬における味覚の王様といわれるほど高い人気を誇っています。
しかし、ズワイガニの仲間の紅ズワイガニは、長い間安物という印象を持たれてきました。
最近、その評価に少しずつ変化の兆しが見えてきたようです。
次の章では、ズワイガニと紅ズワイガニを比較していきます。
記事を読み進めていくなかで、ぜひ紅ズワイガニの良いところを見つけていただければと思います。
紅ズワイガニとズワイガニの違いは?特徴を表にしてみた!
さて、色々な観点から2種類のカニを比較して表にまとめてみました。
以下の表をご覧ください。
食べ方 | 身の量 | カニ味噌 | 漁獲量(年間) | 一匹の値段 | |
ズワイガニ | 刺身や鍋 | たっぷり | 濃厚 | 4,165トン | 約10,000円 |
紅ズワイガニ | 茹でるか加工 | やや少ない | 水っぽさあり | 14,093トン | 約1,000円 |
ここからは、比較表から浮かび上がってくるそれぞれのメリットやデメリットを考えてみましょう。
明暗がはっきりと分かれてしまいました。
ひとつずつ確認していきます!
食べ方
食べ方では、贅沢な食べ方といえるのはズワイガニの方でしょう。
しかし、紅ズワイガニについてぜひお伝えしたい特徴があります。
それは、殻が非常にむきやすいことです。
特に小さいお子さんがいる家族でカニを食べるときには、紅ズワイガニの手軽さは魅力的。
塩でシンプルに味付けをするとカニの旨味が引き立つようです。
身の量
身の量が多いのも、ズワイガニと言われていますね。
一部では、実入りのいい紅ズワイガニをこだわって仕入れている専門店もあるようです。
しかし、一般的にはまだこれからというところ。
カニ味噌
ズワイガニの最大の持ち味と言っても過言ではないのがカニ味噌の味ですね。
ズワイガニと紅ズワイガニのカニ味噌の味を比較すると前者は濃厚で、後者は甘いのが持ち味。
どちらも美味しいのですが、このカニ味噌の差が紅ズワイガニが安い理由との声があります。
それはカニ味噌のあぶって、甲羅の味噌焼きを作った時にはっきりしするようです。
紅ズワイガニを使った場合、味噌がきれいに固まらず、水っぽさが残るのだとか。
専門家の舌というの厳しいものですね。
漁獲量
表に記載した漁獲量は、平成30年の一年間の合計を記載したものです。
紅ズワイガニのほうが、4倍近く多いことが分かりました。
漁獲量がズワイガニと比べて多すぎることも紅ズワイガニが安い理由でしょう。
それにしても、値段に約10倍の差があるとは調査を始める前には思いもしませんでした。
漁獲量が厳しい今だから、国内の紅ズワイガニブランドに注目!
香住ガニおいちい
生のズワイには負けるけど下手なズワイガニよりは断然美味い
松葉ガニの漁期終わったらまた買いに行こ
— TOSHI (@TOSHI_redeye) October 17, 2022
SNSで声を集めたところ、ズワイガニも紅ズワイガニも美味しいという声が多かったです。
そこで、今後消費者に浸透しそうな紅ズワイガニのブランドはないかと調べたところ、ありました!
カニの産地として有名な、兵庫県の香住漁港でしか水揚げされない香住ガニ(かすみがに)。
特徴としては、水深500m以上の深いところで生息していて、深海ミネラルがたっぷり。
甘みが強く、瑞々しいのが特徴だそうです。
値段も5,000円から12,000と適度に高級感があるのも好印象。
レストランから直売所まで揃っているので、親切丁寧に対応してくれそうです。
気になる方はぜひお電話を!
紅ズワイガニが安い理由やズワイガニとの違いは?どっちが美味しい?まとめ
今回は、紅ズワイガニが安い理由やズワイガニとの違いに加え、どっちが美味しいかの比較などについて書いてきました。
記事を最後まで読んでくださったあなたはどのように感じましたか?
今回執筆した題材については、ズワイガニの方が漁獲量が少なく、美味しいため紅ズワイガニが安いとはっきりとした結果が出ましたね。
そこから、日本のカニ事情が厳しいからこそ、国内の業者に頑張ってほしいという思いが沸いてきました。
自分の率直な思いを、初めて記事に盛り込むことができました。
この記事を書けて良かったと心から思います!
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