タラの木を植えてはいけない理由は?トゲが痛いし大きくなりすぎた?

タラの木を植えてはいけない理由 生活

「タラの木」の新芽であるタラの芽は、古くから春を告げる山菜として知られていて、天ぷらにして食べると、もっちりしてとても美味しいですよね!

そんなタラの芽を、自分で育てて収穫できたら…と思う方もいるかもしれません。

しかし、「タラの木を植えてはいけない」と言われているのをご存知でしょうか?

「トゲが痛い」「大きくなりすぎ」という声もあるようですが、植えてはいけない理由は他にもあるのか気になりますよね?

そこで今回は、タラの木を植えてはいけない理由について調査しました!

タラの木を植えてはいけない理由は?

ネット上で、「タラの木を植えてはいけない」と言われているのは、「庭に植える場合」の話のようです。

しかしなぜ、庭に植えてはいけないのでしょうか?

これにはいくつか理由があるので、早速紹介していきます!

 

タラの木を植えてはいけない理由①:大きくなりすぎる

タラの木を植えてはいけない理由1つ目は、大きくなりすぎるから。

 

タラの木の成長はとても早く、苗木を植え付けてから1年目ですでに、20〜60cmほど伸びるんです!

さらに何もせずに放っておくと、5mほどの高さにまで成長するものもあり、そうなると手入れをするにも難しくなってしまい、タラの芽を収穫するどころではありません。

 

ネット上でも

タラの木が大きく育ち過ぎて、手に負えない…。

まさかこんなに育つとは思わなかった。

という声が多数ありました。

 

タラの苗木自体は、割り箸ほどの大きさのものも多いので、軽い気持ちで植えてしまうと、その成長に戸惑うことになりそうです。

「庭に大きな木はいらない」と思う方は、「タラの木を植えてはいけなかった…」と後悔することになるかもしれませんね。

 

タラの木を植えてはいけない理由②:増えすぎる

タラの木を植えてはいけない理由2つ目は、増えすぎてしまうから。

 

タラの木は、大きく成長するだけではなく、その増殖力もかなりのもの。

地中に伸びる「地下茎」を使って増えていくタラの木は、地面の下でぐんぐん茎を伸ばし、そこからどんどん地上に芽を出していきます。

目につかない地下で増殖していくので、地上に出てくるまでは、増えていることに気づかないことも多いようなんですね。

その結果、このように、1本だけ植えたつもりが、気づけば庭中にタラの木が…!なんていうことも珍しくありません。

 

また、タラの木は再生力も強いので

というように、切ってもまた生えてくるんです。

キョウ
キョウ

庭中タラの木でいっぱいにしたい!なんて方は少ないだろうから、「こんなに増えてどうしよう…」と困ってしまうよね…!

こういったことからも、「タラの木は植えてはいけない」と言われているようです。

 

タラの木を植えてはいけない理由③:トゲが鋭くて危険

タラの木を植えてはいけない理由3つ目は、トゲが鋭くて危険だから。

 

画像を見ると分かるように、タラの木には長くて鋭いトゲがあるんです。

「山で一番のトゲの持ち主」なんて言われることもあり、うっかり触ると簡単に怪我をしてしまうんですね。

ネット上でも、タラの木のトゲで怪我をした、という方が沢山いるようで、中には「革の手袋さえ貫通して、血だらけになった。」という方までいました。

 

もしも家に小さいお子さんがいたり、庭に出る可能性があるペットを飼っている場合は、タラの木を植えるのに注意する必要がありそうです!

 

タラの木を植えてはいけない理由④:害虫が付きやすい

タラの木を植えてはいけない理由4つ目は、害虫が付きやすいから。

 

人間が美味しいと感じるタラの芽は当然、虫にとってもごちそうですから、タラの木には

・アブラムシ
・コガネムシ
・カミキリムシ

など、色々な虫が寄ってくるんですね。

 

そして、8月頃の開花時期になると、蜜が多いタラの木には、より一層すごい数の虫達が集まるんです。

さらに、タラの木に寄ってきた小さい虫を食べようと、トンボなどが群がってくることも!

これは虫嫌いの人にはとても、耐えられそうにありませんよね…。

もし虫が苦手ではなかったとしても、タラの芽は食用にすることもあり、安易に殺虫剤を撒く訳にもいかず、苦労する方も多いのだとか。

キョウ
キョウ

これを聞くと確かに、「タラの木を植えてはいけない」というのも納得してしまうかも…。

 

タラの木の難点をカバーする栽培方法はある?

タラの木を植えてはいけない理由についてお話してきましたが

それじゃあ、タラの木を庭で栽培することは諦めた方がいいってこと…?

と思ってしまいますよね。

 

しかし、そんなことはありません

 

確かに色々と難しい所もあるタラの木ですが、難点をカバーする栽培方法を押さえておけば大丈夫

ここでは、先程挙げた「植えてはいけない理由」をカバーする「栽培方法」を、それぞれお伝えしていきます!

 

大きくなりすぎる→剪定を行う

タラの木が大きくなりすぎない為には、しっかり剪定を行うことが必要です!

剪定を行う…と言っても、「大きくなりすぎたから剪定を行う」のではなく、「植え付け1年目から、計画的に剪定を行う」ことが大切。

 

1年目のタラの木の剪定方法

1年目のタラの木には、今後の成長を促すための剪定を行います。

剪定方法はとても簡単で

のこぎりなどで、幹を地面から30cm程度残して切り落とす

だけ!

切り落とした幹から、ちゃんと新しい枝が生えてきてくれます♪

 

2年目以降のタラの木の剪定方法

2年目からは、タラの芽を収穫する時に剪定を行います。

タラの芽が4〜5個ほど残るように気をつけながら、枝を15~20cm程度の長さで剪定しましょう。

 

このように剪定していくことで、一般的には、4年が経過した頃、タラの木の樹形が完成すると言われています。

剪定をきちんと行うことで、より多くのタラの芽を収穫できるようにもなるんですよ♪

 

増えすぎる→地下茎が伸びないようにガードする

タラの木の増え過ぎを防ぐには、地下茎が伸びないようにガードするのが一番です!

地下茎をガードするには

タラの木の苗木を植え付ける時に、土を掘り下げて、防根シートを苗木を一周するように張り巡らせる方法

が一般的ですが、もしも「庭に直接植える」ことにこだわっていない場合は

レンガを積み上げて花壇を作り、タラの木を植える方法

大きい鉢を用意し、その中でタラの木を育てる方法

などもあります。

ご自身に合う方法を試してみてくださいね♪

 

トゲが鋭くて危険→トゲのない品種を植える

実は、タラの木には

・トゲのある「オダラ」
・トゲのない「メダラ」

という2つの品種が存在します!

なので、タラの木のトゲが心配な方は、トゲのない品種(メダラ)を選んで栽培するという方法もあるんですね。

 

しかし、ここでひとつ気をつけて頂きたいのが、それぞれのタラの芽の「味の違い」です。

一般的に

オダラは香りや苦味が強い
メダラは香りや苦味が弱い

と言われているので、「タラの芽特有の苦味が好き!」という方は、トゲなしの「メダラ」では満足いかないかもしれません…。

 

もしもトゲのある「オダラ」を栽培したい場合は、必ず厚い手袋を着用して、慎重に剪定などの作業を行うようにしてくださいね。

 

害虫が付きやすい→虫除けネットを使用する

害虫に関しては、虫除けネットを使用することでその被害をほぼ無くすことができます。

虫除けネットの使い方は簡単!

剪定したタラの木を覆うように、すっぽりと虫除けネットを被せる

だけで完了です。

 

これで、タラの木へ虫が接近することを防げますし、タラの木にいる虫を狙うトンボなどが寄ってくる心配も、少なくなりますよね。

また、虫除けネットは薬剤を使用しないで済むので、「殺虫剤を使えない…」という悩みも一気に解決できます♪

 

タラの木を植えてはいけない理由は?トゲが痛いし大きくなりすぎた?まとめ

さて今回は、タラの木を植えてはいけない理由は?トゲが痛いし大きくなりすぎた?について書いてきました。

「大きくなりすぎる」「トゲが危険」「虫が付きやすい」など、タラの木を植えてはいけない理由は色々ありましたね。

確かに、タラの木を自宅で育てるには難しい部分が沢山ありますが、ひとつひとつの難点をカバーすれば、栽培することは不可能ではありません!

何より、採れたてのタラの芽を味わえるというのは魅力的ですよね。

ぜひ今回紹介した方法を取り入れて、タラの木の栽培にチャレンジしてみてください♪

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