サラブレッドには、一般的に気性が荒い特徴があるとされています。
競走馬も生き物ですから、一頭一頭の性格は違うのは当然ですが、なぜ競走馬には気性難な馬が多いと言われているのでしょうか?
また、気性の荒い名馬についても調べてみました!
この記事では、
・サラブレッドに気性難の馬が荒いのはなぜ?
について書いていこうと思います!
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気性の荒い馬ランキングBEST10
まずは、気性難の名馬をランキング形式でご紹介していきます!
気性難の馬第1位:オルフェーブル
オルフェーブルは、最近の活躍がめざましい三冠馬です。
多くの伝説を残した名馬、ディープインパクトとは正反対の性格で、かなりのやんちゃ馬です。
オルフェーブルで思い出すのは、やっぱり阪神大賞典ですね!
一時先頭に立ったオルフェーブルですが、2周目の第3コーナー入口でコーナーを曲がろうとせずに、そのままコースから逸脱。どんどん後退し、故障かと思われましたが、そのままコースに復帰し、一気に巻き返しを図りました。
惜しくも2着となりましたが、かなり興奮するレースとなったのを覚えています!
気性難の馬第2位:ゴールドシップ
ゴールドシップはキレイな芦毛で、外見的にも多くのファンを魅了しました。
印象的なエピソードでいうと、で目隠しをしてゲートに入ることになった宝塚記念のレース。
ゲート内で目隠しを外すと、その気性の荒さゆえにゲートで立ち上がってしまいます!
そして、運悪くそのタイミングでスタートが切られ、かなり出遅れました。追い上げを見せるものの、そのレースは15着で終わりました。
気性難の馬第3位:スイープトウショウ
スイープトウショウは、気性の荒い牝馬の代名詞的な名馬です!
調教では厩務員の人が何度誘導しても、その場から動こうとしない馬で、担当の人を悩ませていました。
レース前のゲートに入らないことなんてしょっちゅう。
ディープインパクトの引退レースとなった有馬記念では、なかなかゲートに入らなかったは印象的ですね!
気性難の馬第4位:ニシノライデン
ニシノライデンは、シャドーロールを代名詞とする名馬です。
シャドーロールは気性を矯正するバグの1つですが、臆病な性格の馬には必要なものになります。
レース直後に、コース上にできた影に驚いてジャンプし、失格となったというエピソードがありますね!
気性難の馬第5位:サイレンススズカ
サイレンススズカは、中距離を短距離並のスピードで走れる名馬です!
戦い方はハイペースでの大逃げ。
レース序盤からかなりのスピードで走り、そのペースを最後まで保つため、事実上後から抜かすことはできないほどに強い馬でした。
そのタフさは、あの武豊さんをも唸らせたほど。「一番勝ちやすい馬」と語っていました。
気性難の馬第6位:シンボリルドルフ
シンボリルドルフは、日本競馬史上4頭目の中央競馬クラシック三冠馬であり、その競走成績・馬名から「皇帝」や「七冠馬」などと称されます。
歴代最強名馬とも言われるシンボリルドルフには面白い逸話があり、
・カメラを向けるとポーズを取った
このように人知を超えた名馬なのです!
気性難の馬第7位:アドマイヤグルーヴ
アドマイヤグルーヴは超がつくほどの良血馬です!
父はサンダーサイレンスで、母はエアグルーブ。そして、祖母はダイナカールです。
現役時代には、エリザベス女王杯を連覇し、母子三代に渡ってG1を獲得しました!
気性難の馬第8位:ノンコノユメ
ノンコノユメは3歳のときにジャパンダートダービーを獲得し、その年のチャンピオンズカップで2着に入選するほどの実力を持っている名馬です!
装鞍所で暴れるほど気性が荒かったといいます。
4歳の時に去勢手術をしてから落ち着いたようですね!
気性難の馬第9位:サッカーボーイ
サッカーボーイは、デビュー前から気性がかなり荒かったようですね!
函館競馬場でデビューすると、のちに重賞を2勝するトウショウマリオを相手に9馬身差で勝利しました。
また、函館記念の芝2000mを1.57.8秒で走ったこの記録は、30年以上経った現在も破られていません!
気性難の馬第10位:タマモクロス
1987年にデビュー戦を迎え、オグリキャップと共に第二次競馬ブームを巻き起こした名馬です!
デビュー直後のレースで、前の馬の落馬に巻き込まれて同じく落馬。
人が乗っていないまま暴走しコースを1周、体中に打撲を負うという事故が起こり、以降は恐怖からか馬運車を見ただけで怯えるようになったのだとか。
サラブレッドの気性が荒いのはなぜ?
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サラブレッドは気性が荒いのが一般的です。
いわゆる怒りっぽくて、いつも落ち着きがないような性格ですね!
あなたも騎手が手綱を目一杯引き、首を激しく動かして抵抗する馬に苦戦しているシーンを、一度は目にしたことがあると思います。
では、なぜサラブレッドには気性の荒い馬が多いのでしょうか?
馬の性格は遺伝的影響が大きい?
馬の性格や能力は親からの遺伝的な影響が大きいとされており、レースで活躍した名馬には、たくさんの子供がいるのはご存知でしょう!
競馬界でよく耳にするサラブレッドという馬は、速く走ることのみを目的として交配と淘汰を繰り返して進化してきた馬種であり、「レースで勝つためだけ」に改良されてきました。
そして、気性はサラブレッドの競走能力を構成する大切な要素の1つでもあります!
この気性の荒さが、いわゆるレースでの勝負強さにも繋がることが多いため、気性難な馬を選別して残してきたと考えられます。
つまり、気性難の親からは気性の荒い子が生まれやすいので、サラブレッドには気性の荒いが馬が多いということになりますね。
レースに勝つためには、ある程度性格は強くないといけないということでしょう!

少し血の気の多い方が、競争社会では生きていきやすいもんね。
気性の緩やかな競走馬はいるの?
とはいえ、全てのサラブレッドが気性難というわけではありません。
馬も人間と同じように生き物ですので、一頭一頭生まれもった性格が異なります。
気性にもばらつきがありますので、怒りっぽい性格の馬もいれば、当然性格の緩やかな馬も存在しています。
気性が緩やかだった競走馬で有名なのは、「ディープインパクト」でしょうか!
競馬をそれほど知らない人でも、一度は聞いたであろう名馬ですよね。
他にも、「サニーブライアン」「グラスワンダー」などは気性が緩やかだったと言われていますね!
気性が荒いのと緩やかなのはどっちがレース向き?
でも、実際は気性が荒い馬と緩やかな馬は、どっちがレース向きなのか気になりますよね!
先ほどの話と矛盾しているように思いますが、一般的には「気性が緩やかな競走馬の方がレースに向いている」と言われています。
常に落ち着きがあり、レースの最中は集中してジョッキーの指示に素直に従う性格の方が、それは好成績を残しやすいはずです!
気性の荒い馬の中には、レースが始まろうとしているのにゲート内に入ろうとうしない馬や、レース中はジョッキーの指示には従わず、ジョッキーを振り落とす馬までいます。
そうなると、元も子もないないですもんね。
ただ、気性が荒い馬が名馬と呼ばれることが多いのも事実です!
ここ最近活躍した馬だと、「オルフェーブル」や「ゴールドシップ」などがいますね。
気性難がレースで不利にはたらくことは多いですが、必ずしもそれが欠点であるとは限らないのです!

それから、馬の性格によって競馬レースでの戦い方が変わると言われているね。
気性の荒い馬ランキングまとめ
今回は気性の荒い馬ランキングをお伝えしましたが、サラブレッドの気性の荒さは、遺伝によるところが大きいことがわかりましたね!
サラブレッドには気性の荒い馬が多いことは事実であり、それらの馬がレースで活躍する名馬であることも多いです。
この先も数々の名馬が誕生すると思いますが、「気性が荒い」あるいは「気性が緩やか」という見方で競馬を見てみると、面白い発見があるかも知れませんね!
・サラブレッドの毛色の割合は?珍しい種類で活躍した競走馬は?
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